稲見春樹物語06 秘密結社?M時代

更新日:2018年8月30日


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稲見春樹物語 秘密結社?M時代




こんにちは、稲見です。


稲見春樹物語、とうとうですね、6話目になりました。


前回までの振り返りとしては、秘密結社Mのですね、マルチなんですけども、マルチっていうかMLMなんですけども、見事ですね、はまりまして入ったっていう話でした。


今回はですね、そのMに入ってからのお話をしたいと思います。


ここもですね、結構MLMやられたことない方、ネットワークビジネスやられたことのない方なんかには結構勉強になるっていうか、そういう世界があるんだなって思うでしょうし、もしくは他のですね、MLMやられていたことある方なんか見たら「分かる分かる」とかあるあるが出てきたりとか、もしくはそういうのもあるんだな、みたいなですね、あるかと思います。


ということでお話していきますね。




まずはMなんですけど、最初入ったらですね、皆ですね、意識が高いんですよ。


そこのターゲットとしては20代前半の男性をターゲットに絞っていて、30代以上の男性は入れないですし、女性はもちろん入れないっていう形をとっていたんですね、その当時は。


今もですね、名前を変えてあるようですけど、今は学生をターゲットとして男女もとってるというような風のうわさを聞いたんです。


これはですね、悪く言うわけではないです。


私はですね、ここに入ったことによって人間力を磨けたと思うんですね。


コミュ障からの脱出をできたし、正直楽しかったですね。


ただ単に友達をなくしたとか、若干人に迷惑をかけた可能性があるっていう部分に関してあるので、そこは反省という形です。




ではどんなことが行われるかというと、やはりですね、まず新宿3丁目にあるビルのですね、ところに大体毎日行って、ミーティングがあったりとかして教えてもらうわけです。


ニコラス・ケイジみたいなひょろっと背の高い、Nさんに教えてもらうわけです、いろいろですね。


AIDACっていうこの前お話した内容から、コミュニケーションの部分だったり、あとは成功哲学っていう部分を教えてもらえるんです。


その一つのですね、基礎の部分としては、夢の5原則っていうのがあって、覚えてるかな、1番目がですね、夢と目標の違いっていうのを教えてもらった。


2番目、やり続けることの意味、覚えてますね。


3番目が約束。


4番目、今日やることは今日やる。


5番目が分かってると理解の違い。


細かく話していったらキリがないので、これぐらいにしておきますけども、そういったことを教わっていって非常に勉強になるんですよ。


特に僕みたいな、じいさん、ばあさんとか母子家庭で可愛がられすぎてですね、駄目人間に育って気も使えないわ、コミュニケーションも笑ってごまかすことぐらいしかできない、自分の主張をしない、そういった自分にとっては最適なですね、教育でした。




ということで、そういうのを教わりながら、しかも新宿にありますから、「このあと夜食事行こう」とか言ってですね、結構ですね、田舎者のですね、よく東京とかも知らないような男の子ですよ、まだ。


21、2くらいですから。


新宿、歌舞伎町とか行って、おしゃれなレストラン教えてもらったりとか、いろいろですね、ドキドキワクワクなわけです。


歌舞伎町とか行って、「怖」みたいなカルチャーショックなわけです。


海外旅行初めて行ったときぐらいのインパクトがあるんじゃないでしょうか。




そんな中でですね、楽しくてこんな勉強なるんだったら、いろんな人に紹介したくなるよね、みたいな形なわけです。


口コミを誘発して、Nさんにつなげて説明をしてもらう。


47万円持っていくって感じなんですけども、やっぱ電話するわけですけどね、仲のいい友達には電話掛けるんですけど、どんどん、友達なんて少ないですから、数十人に掛けたら終わっちゃうんですよね。


そのあとあまり仲良くなかった人にかけていくそのマインドのブロックをどうやって壊していくかっていうところが、一つ教育あるわけです。


そのですね、限界を超えるための一つのプログラムとしてLTっていうね、合宿プログラムがあるんです。


LTっていうのはリーダーシップトレーニングの略なんです。


どういうトレーニングかというと、先輩のですね、元友達のですね、H君とかが言ってくるんですよ。


「稲見さんLT行きましょう」みたいな。


「LT?」みたいな、「何ですか?それ」ってなりますよね。


「LT行って僕は人生が変わったんですよ、ねえ」みたいな、周りのですね、塾生みたいな人に言って、「あれはやばいです」みたいな皆言って、「あれは絶対稲見さん行ったほうがいいですよ」とかなるんですよ。


「どんなことやるんですか、それ」ってなるわけです、こっちは。


ただ、皆教えてくれないです。


「稲見さんこれ言いたいんだけど、言っちゃうと意味が半減しちゃう。だから何も知らないままで是非行って、レベルアップして帰ってきてほしい」


「まあ、イメージで言うと、ドラゴンボールの精神と時の部屋みたいな、それのリアル番だよ」みたいな、「何それ」みたいな、「ドラゴンボール?」みたいな。


あんなレベルアップできちゃうの?みたいな、こっちは面白がってですね、テンション上画っちゃうわけです。


意識高くなるわけです。


「分かりました」とか言って、「とりあえず何泊するか分かんないけど」って返ってくる。


とりあえず土日は確保しておいて、ちゃんとそのカリキュラム、目標達成したら返ってこられるから。


だからもしかしたら、会社連休で休んじゃうかもしれない。


「そこは意識高く行くでしょう」「稲見さん意識高いから」みたいななって、のせられて、「分かりました。意識高いです」みたいななって、申し込みしちゃうわけです。




いざですね、LTの日になりました。


土曜日からっていうことなんですけど、何日になるか分かんないです。


新宿のですね、バスターミナル行って、当時バスタなかったですけど、西口のほうにバス乗りに行くんです。


朝6時ぐらいに行くんです。


そうしたらですね、リーゼントのダブルのスーツ、アタッシュケースの軍団がヨドバシカメラあたりにわんさかいて、バスを待ってるんです。


皆、「○○さん意識高い」とか「頑張ってきて」とか言ってるわけですよね。


おかしい。


それで僕、乗り込んでですね、ドキドキしながら行くわけです。


行き先は富士五湖の一つ、河口湖だったかな、の旅館みたいな民宿みたいなところですよね。


そこに到着して、そこには体育館みたいなところがあるんです。




皆ですね、スポーツウェアに着替えて、楽な恰好して、「集合」とかなるんです。


そのとき参加者4~50名いましたかね。


机並んでて座ってみたいな。


本部長っていう方がですね、話されるわけです。


ありがたいお話をされて、「検討を祈る」みたいな感じで言うわけです。


最初の一発目の授業がですね、「ルディ」っていう映画を観るんです。


観たことある方いるかもしれませんけど、アメリカか何かのラグビー部に入った男の子のお話みたいな。


全然ダメダメな男の子がラグビー部に入って成功していくみたいな、成功物語です。


そういう物語です。


それを観て感想を書くか何かです。


すごい楽なんです、最初の2時間ぐらいは。


「楽しい楽しい」と思ってやってる。




そしたら次がですね、何だったかな。


何かのテーマについて300文字を5分以内に書いてください。


それが3つあるので、みたいな。


15分で何かでやるやつですね。


10分か15分で「始め」とか言って、そのテーマについて書くんです。


なかなかやっぱ書けないですよね、そんな数分で。


「やめ」とかなって、皆ペンを置かされるわけです。


「やめ」って言われてもやめないようなやつには「やめろっつってんだろう」みたいな罵声が響いて、皆ビクッとかして、「何だこれは」となるわけです。


皆、ペン置いて、「チェックします」みたいな感じで、チェックをされていくんですけど、後ろからですね、教官が順にチェックしていくわけです。


最初の1人目、パサって音が聞こえるんです、手で紙とったみたいな。


見て、どうなるかっていうと、バンって音が聞こえるんですよね。


机をバンッて叩く。


紙を机にパンって叩きつける音が聞こえて、「失格」とか言われるんです。


次々、バン、「失格」バン、「失格」、みたいな、「うわー、どんどん近付いてくる、怖えー」とか思って、「俺も書けてねー」って思って、案の定僕のところで、バン、「失格」ってなるんですよ。


そこでですね、言われるのが、「お前ら駄目だ」みたいな、前で怒られるわけです。


隊長みたいなですね、課長の方がいるんですけど、「お前ら社会に出たらな、結果がすべてなんだよ。結果が全てってことはな、300字書けって言われたら時間内に『あああああああああ』でもいいから書け」とか言って、「誰1人合格したやつはいない」とか言ってですね、まんまとしばかれるっていうね。


皆、ビクッとかなるわけです。


そんなカリキュラムがあり、あと覚えてるの何ですかね。




覚えてるのが、その次、何か文章ですね。


成功哲学の文章を渡されるんですよ。


それがですね、作文用紙半分ぐらいですよね。


半分って200文字ぐらいですね、ぐらいの成功哲学の内容です。


何だったかな。


もう内容全然覚えてないですけど それを「1時間だか30分で暗記しろ」って言われるんです。


「暗記できた者は、自分から手を挙げて立候補して前に出てきて、これ以上出ない声で暗唱しろ」って言われるんですよね。


大声で暗唱すればいいんだな、とこっちは思ったんですよ。


「よし、やってやる」っつって、「人生変えるんだ」とこっちは思ってるからですね。




先輩たちからは行く前に「No.1になって帰ってこい」とか言われるんですよ。


「No.1?1位何か順位が付くのかな」と思って、だったら絶対1位取るとか思って、こう暗記するぞ、みたいにやるわけです。


暗記して、バン、「時間だ」とか言われて、「前出れる者」とか言ったら、シーンってなるんです。


誰も積極的に出てこない。


そしたら「お前らやる気ねーのか」みたいな罵声が来て、ビクッて皆なって、本部長がですね、優しい声で「T課長見本を見せなさい」とか言ってですね、そしたら見せなさいに被せるぐらいの感じで「はい」とか言って、その「はい」が尋常じゃないんです。


もう叫んでるんですよね。


「はい」とか言って。


で、超スーパーダッシュで出てくるんです。


前にブワって、ブワって来て「〇〇〇〇」みたいな、おかしいですよ。


もう言葉になっていないんですよ。


言葉になってない。


かろうじてあれ言ってるかな、ぐらいの感じで、叫んで、雄たけびですね。


気が狂ってるぐらい「あーーー」って言って、途中ぐらいで本部長が「やめ」とか言って、「ありがとうございます」みたいになって、「では次、できる者」みたいになってですね、課長の人が「はい」とか言って、バーッて戻っていって、超汗だくで顔真っ赤になってるんですよ。


たった2~3行ぐらいしか読んでない。


おそらくですね、それ全部読めないですね、課長さんも。


からくりを言うとですよ。


読めないですけど見本を見せたと。


これぐらいかと。


これくらいない声で叫ぶっていうのが基準がそこで一気に示されるわけです。


皆、驚愕です。




そんな中で「はい」とか手を挙げる人が出てきて、タタタタって真似して出てきて、「人間の心は」だったかな、「○○な心」というのをその子なりにですね、一生懸命叫んでるんですけど、「声が小さい」とか言われてですね、ビクッとかなるんです。


それでも頑張って「あーー」って言ってるんですけど、途中で止まっちゃうんですよね、やっぱ忘れて。


「あーー」とか。


「失格」とか言われて、「戻れ」って言われてですね、「はい」とか言って、バーッて戻るわけです。


もう皆、驚愕です。


そんな中でも「はい」とか手を挙げて前に出て、「声が小さい」とか「もっと出るだろう」とか言われるんですよね。


頑張って「あーー」とか言ってるんですけど、皆やっぱ途中で止まって「失格」とか言って戻るんですよね


そして「お前らやる気あるのか」とか言われて、「はい」とかなってるわけです。


僕もですね、「わー」とか僕も前に出て、ダーって行って、「人間の心は」とか、言ってるんですけど、「声が小さい。もっと出るだろう」「失格」とかなってですね、戻ってみたいな。


それを1時間ぐらいやった後に、「おまえらクソ野郎だな」みたいになって、「次のカリキュラムへ進む」みたいになる。


そのころには、前に出て叫んでるやつはですね、既に喉が枯れてるんです。




次、3~4人組くらいになって、真ん中に1人いて3人で囲うみたいなカリキュラム。


真ん中のやつは「俺はできる」「俺は絶対できる」みたいなポジティブなことを言え、って言われて、でも周りの3人はその人に向かって「お前はできない」って言うっていう「お前は絶対にできない」とか言われてる中、「俺は絶対できる」っていうのを3分間ぐらいループでやらされるっていうやつ。


これ以上ない声でやれって言われてて、「俺できる」もう声枯れてるわけですね。


「お前できない」


そんなことやってヘトヘトになってクラクラになって、超喉乾いてるけど、飲み物のんじゃだめだって言われるんですよね。


トイレだけOK。


「トイレ行っても水飲むなよ」みたいな、トイレにも監視官がいるぐらいの感じで、もうすごい狂ってるわけです。


そんな後に今度は、振り付け付きでやっぱり成功哲学の「今やらねばいつできる」みたいな、「俺はやる、いつ、今」みたいな。


こんな感じ。


「俺がやらねば誰がやる、今やらねばいつできる」


「俺はやる、いつ、今」みたいな、本当ふざけたドリフみたいノリの振り付けをしつつ、それを皆で叫ぶっていうやつとかもあったりとか、とにかくおもしろいですよね、今思うとね。




最後に夜もう何時になってるか分からないです。


カーテンで閉め切られてて、体育館が。


夜なのか、昼なのか、朝なのか、延々と何時間もやって、水も飲めなくて、喉が血が出るぐらい枯れてて、皆「俺がやらなきゃいつできる」みたいな、声でない中叫び続けて、声出ないやつがいようもんなら「もっと出るだろう」って教官が5人、10人いる中でですね、1人1人こうやって近く行って、これぐらいの勢いで、「お前はもっと声出るだろう」みたいになってるわけです。


やばい。


こんな「お前もっと頑張れ」みたいな、もうそれはそれはやばい光景でしたね。




そうなるとこっちもブチ切れてて、声出ない仲間とかいたら、「お前できるだろう、もっと声出せ」みたいな、こっちも声枯れながら、「声出せ」とかなってるわけですよね。


こっちも陰キャラなのに、陰キャラがブチ切れて「声出せ」とか言ってるわけですよ。


そんな感じでもう限界突破してました。


最後は一列に並んで、成功哲学の皆でですね、課長っていう教官が竹刀をもって、叩かれるのかなと思いきや、さすがにそれは叩かれないで、もうバンバン床叩いてるわけです。


「お前ら、声出せ」とか言って。


皆で「せーの」で成功哲学を「ワー」って言うんですよ。


「もっと出るだろう」とか周りでバンバン言いながら、皆で成功哲学ワーッて言って、もう50回も100回もワー言って、声皆出ない中で言って、もう駄目かってなってもまだ延々に続いて、「いつ終わるんだ」みたいなのがずっと続いて、やっと「終了」みたいな、なった。




「これでこのカリキュラム終わりだ。お前らよくやったみたい」になって、「T課長、あれをお持ちください」とか言われて、あれって何だって思ったらですね、後ろからですね、青の350缶がですね、どんどん回ってきて渡されるわけですよ、ひんやりとした。


ポカリスウェットですよ。


「ウワー」って皆歓声で、飲める、やった、超喉乾いてた、ヘロヘロの中一口飲むんですよ。


そしたらね、もうね、今まで飲んだことのないぐらい最高に美味しいわけですよ。


しみわたって、切れた喉のところ痛いけども美味しい、しみわたっていくんですね。


その本部長が「皆さん、よく頑張りました」


すごいいいことを言うんですよ。


「こんなに頑張ったあなたたちは本当に優秀で」みたいな超労ってくれるんですよ。


皆、汗と涙と鼻水でぐっしょぐしょなわけですよね。


クラクラしてるわけですよ。


24時間以上も多分経ってるでしょうし、着替えて汗吹いて、「皆で新宿に帰りましょう」


バスに乗り込んだらもう記憶ないです。


記憶喪失です。




気付いたら「着きました」とかなって、気付いたら新宿のところですね、バスがガシャって空いたときに、1人ずつ降りていったら、もう歓声が。


バスをですね、リーゼントのダブルのスーツのアタッシュケースが取り巻いて、「○○さん頑張ったか」とか言ってるんです。


そして、その反応は聞こえてないんです、こっちは。


だけど、そのあとにドーンと歓声が、「よくやった」みたいになっていくわけです。


「何だ何だ」と思いながら僕も降りてって、H君とかNさんとかいるわけです。


「稲見さん」って抱きよってきてですね、「頑張ったね」とか「頑張った」「感想聞かせて」とか言われるわけですよ。


僕も感想「頑張りました」って言おうとして出てこないんですよ。


「頑張りました」みたいな、もう喉潰れて声出ないです。


それを聞いて、皆ドーンって、「よくやった」みたいななってるわけです。


そういうことか、みたいな。


声聞いて分かる。


頑張った、声枯らして、声出ないぐらい頑張ったっていうのがそこら中で起こってるっていう異様な光景です。


そうすると声変わりしちゃうんですよね。


もう腹から声出さないと声でなくなっちゃうんで、いい声になるわけですね。


営業を相手を落ち着かせるような腹から出る声ですね。


喉で出る声ってこんな感じですよね。


ですけど、腹から声出すっていう、こういうのが身についたでしょうし、辛い研修を乗り越えるってそういう体験をして、僕なんかもうそんな体験初めてなので、もう達成感、充実感、ものすごいわけですよ。


まさに精神と時の部屋を出てきたみたいな、そこで完全にマインドコントロールみたいな入っちゃうわけです。


この環境、やばい、最強だ、みたいななっちゃう。


そのあと2日間ぐらい声が出ない中、会社で「どうした、風邪ひいたのか」とか言われながら「大丈夫です」みたいになってるわけです。




そこからは皆にこの感動を伝えろってことで、バンバン電話をかけさせられてですね、「もしもし」みたいな、「○○元気?」みたいな。


当時なんかは携帯電話が始まったときぐらいで、卒業アルバムめくって、1人1人に電話する。


そんなことがありました。


結果どうなったかっていうとですね、私はですね、50人のですね、アポをとって、Nさんにつなげて話してもらって、そのうちの10人が47万円を払ったっていう結果になりましたけどね。


1年間ぐらいやった。


ただ、いくら入ったかっていうと、0です。


塾生がそういう活動をさせてもらえる、学ぶ場っていう実践の場っていうことで、一切お金は入らないのにそんなことやってたっていうね。


今考えると、すごい仕組みだなっていう感じですね。


お金をもらえるのは誰かっていうと、営業するNさんっていう社員さんっていう形ですね。


だから、私もですね、結果制約が何本か取れたので、どんどん出世してって、最終的には営業をできる社員っていうところもやる?みたいな言われて、「やります」とか言って、会社辞めてそれに入るわけです。




社員になってからですね、成績っていうのが、完全歩合なんです。


47万円の教材をいくら売ったか、みたいな。


で、ですね、1か月目、1本売れたんですね。


2か月目、0。


3か月目、3。


4か月目、0に戻っちゃって、5か月目1なんです。


これ、47万売っていくらもらえると思います?


5万円です。


つまり、1か月目5万円しかお給料がなく、2か月目給料内、3か月目15万、4か月目、0、5か月目5万。


どんどんお金なくなっていって、しまいには米炊いて塩ふって食べてしのぐくらいの。


そんな生活をしながらも夢を売る商売なので、身なりはがっつりリーゼントで、ダブルのスーツ、お金持ってた会社員時代に買っといたものを着て、正直ですね、面白いのは、塾生と呼ばれる会社員の子が一番お金を持ってて、社員はあまりお金持ってないみたいな。


いっぱい売る社員さんはですね、月に10本とか売る人は、どんどん1件売る当たりの単価が高くなってって、恐らく10本売ったら100万円ぐらいもらえるようになるっぽいです。




そんな中でやって、5か月やって僕はもう無理だってなりましたけど、そのときどうなったかっていうと、その意識の高い集まりの中だと起業するするって人が何人か出てきて、そこからですね、会社ができて、そこの一つが当たったんですよね。


それがエアコンのメンテナンスのですね、事業をやってる会社で、大手焼き肉チェーン店の何店舗かの契約をとれたんですよね、その人1人で立ち上げてやってたんですけど。


そしたら人が足りないので、秘密結社Mでですね、稼げない意識の高い若者を送り込んでくれって話になり、何十人かそこに行ったんですよ。


そこでですね、エアコン清掃とかシューとかやって、超3Kですね。


夜中に汚い、臭い、お金も少ないし、最初給料8万ぐらいだったかなと思います、月に。


泊まり込んで夜中出動するんです。


そのうちそこの営業部隊に配属されてみたいな。




当時ですね、主任の人が月に1,000万円きめて、超神みたいな。


普通の人は頑張って300万ぐらいの売上作ったらすごいみたいなときだったんですね。


僕も1、2か月頑張って3ヶ月くらいか分かんないですけど、超運よくですね、大手外食産業のSっていうグループのBっていう中華チェーン店をとったんですよね。


それが全国まで行ったかな、とにかく2,000万の契約をですね、僕がとったというよりは、僕は設備担当者のアポをとれて、運よく、超運よく。


そこに当時の課長を連れて行ってですね、営業してもらって、1回無料でお試し1店舗やりましょう、みたいな?(29:35)やりましょうって見てもらったときに、超意識高い連中で、若くてハキハキ、軍隊みたいにバチバチやるし、単価も安いからですね、その設備担当者もですね、すごい感動して気に入ってくれて、「じゃあ安いし、しっかりやってくれるんで、お願いします」みたいな。


2,000万の契約、パーンって取れちゃった。


そんなレジェンドを残してしまった、私は。




あとは、そこのですね、ロゴマークを社員皆でアンケート募集をして書いた僕のですね、葉っぱのマークに、みたいな、そういうのを出したら採用されたり、結構その会社にですね、爪痕を残せたとは思いました。


そんな中、僕は出会い系をやってですね、1人の女性のことを好きになりました。


そんなはっきし言って休みない、朝も営業のときなんか、9時から夜中の2時ぐらいまでやってたぐらいの感じの中、営業だからちょっと時間を見つけると、コソコソですね、女の子と会ったりとかして、恋愛をしたわけです。


年頃ですしね。


そのときに思ったのが、年収でいうとですね、月15万ぐらいしかもらえないわけです。


年収180万、休みもない。


このままこの会社にいて、このまま好きになったこと結婚して、家庭もてるかと思ったときに、やっとその洗脳が解けたんです。


やばい、みたいな、客観的に見て。


じゃあ、これは自分の意思でここから抜け出さなければいけないっていって、辞表を提出して、転職の支援の会社にお願いして、一番稼げる営業の仕事を教えてくれ、紹介してくれって言ったらですね、そのときに言われたのが、最低年収が400万っていう。


こっちは180万ですから400万の外資系の医療機器の営業だということで、「いいですか?」って言われたんですけど、「めっちゃいいですね」って言ったら、「ただ、ひとつだけ懸念があって、オペに入ることがあるので血を見ます」と。


「大丈夫ですか?」とか言われて、いや、無理っす、と思ったんですけど、血を見るとか絶対無理って思ったんですけど、ただな、魅力的過ぎて、その金額が。


「それは慣れるしかないです」とか言って、面接に行ってですね、そんなですね、秘密結社でものすごい洗脳を受けてですね、ネジが1本2本も外れた私ですから、もうバンバン面談のときにですね、外資系の、しかも医療機器の世界No.1らしいところに面談に行って、「もう私、バンバン売りますから」みたいなことを言ってるわけです。


ありとあらゆる営業をしてきました。Fax営業、電話営業、飛び込み営業から何から何までやってきて、「どんな手段を使ってでも私は営業で結果を出します」みたいな。


がっつり、自信満々にですね、言いきっちゃてるわけですよ、生意気に。


そんな姿を見て、そこの部長さん、最終面談でですね、「君は面白いね。OK」みたいな、「やろうか」みたいになって、入ることができました。